あなたの知らない四ツ辻の世界・前編

 

夏休みっぽく、ホラーなタイトルにしてみました。

四ツ辻
風習などを調べていたら、気になってきまして。
あ、十字路とか交差点のことです。



人も車も増えた現代では、十字路にそれほど特別感はないように思います。

あっちにもこっちにもありますから。
でも、風習の中では『異界とつながる場所』という捉え方のようです。


そういえば、スマホなども四ツ辻ではノイズが入りやすいような。
実は、異界からの波動かも・・・。



『とさみみぶろぐ』に四ツ辻が出てきたのは、七人ミサキの回です。
「1月に女の人が亡くなると7人連れていく」と言われている話。
そこで、当時は舗装されてない道路もあったため、四ツ辻の角に紙などで作った人形を七つ埋めたうえ、飲んだり食べたりの小さな宴をしていたのだそうです。
「7人亡くなったのでお葬式してるんですよ」というのを、あの世に引っ張り込もうとしているモノに見せているのだと考えられます。
見せる目的ならば、一番近いところでやらなければ効果が薄い。
つまり、四ツ辻が『異界とつながる場所』という考え方と合致していますよね。






次は、節分。
高知県の宿毛(すくも)市や、お隣の愛南(あいなん)町に残っている風習です。
厄年の人が節分の夜に、歳の数だけの豆と履物を四ツ辻に置いて振り向かずに帰ってくる、というもの。
しかも、誰にも見られないように、です。
これが今でも脈々と受け継がれていて、節分の朝はところどころに靴がそろえて置いてあるらしいです。


たのQは、『ぞうり』と教わった記憶があります。
上書きせず伝承するたのQファミリー。
たのQ、まじめに布の『ぞうり』を使いましたよ。(←やってる)
帰りに履く靴を持って、夜中にこそこそと。
おかげで大きな難もなく厄年を終えることができましたけど。


「辻で厄落としをすることは、他の人が拾ったりしないように、厄を流す先が常世であることを期待したのではないのかな。」
・・・というのが、『とさみみ』メンバーのしまかよの意見。(←博識なのです!)
そう考えると、場所が『異界とつながる場所』である四ツ辻なのは自然なことです。


山口県の萩地域でも、厄年の人が自分の数え年分の豆を紙に包み、夜中に誰にも会わないように四ツ辻で背中越しに落として振り向かずに帰ってくるという風習があるという話を後輩から聞いたと、しまかよが教えてくれました。

「節分に四ツ辻という組み合わせは、節分という季節の変わり目と、四ツ辻という分かれ道の重ねがけだなあ」
と、しまかよ。
『異界とつながる場所』と節分って、最強タッグっぽいですね。




ふと思い出すのは、伝説のブルースシンガー・ロバートジョンソンのこと。
クロスロードで悪魔に魂を売って、代わりに才能や名声を手に入れた、と言われています。
夜中の12時に、クロスロードでギターを弾くと悪魔が出てくるのだとか。
そして、彼は有名になった後、27歳という若さで亡くなってしまいます。
(ミュージシャンって、27歳で亡くなる方多いですよね。)

クロスロード、つまり四ツ辻。
味つけはアメリカンですが、素材は同じ『異界とつながる場所』四ツ辻。
ちょっと格好いい伝説になってるのは、ロバートジョンソンだからなのかな?
他の国での四ツ辻のとらえ方にも興味がわきます。




余談ですが、ジブリ映画『となりのトトロ』の一コマ。
六地蔵のところで座りこむメイちゃん。

迎えにきたねこバスと会うのも、四ツ辻っぽいんですよね。(三ツ辻かも)
異界とのつながり方、これなら大歓迎です。




四ツ辻の謎、後編に続きます!

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