うららかな春の一日、馬路村に行ってみました。 馬路村の特産品は柚子。 柚子ドリンク“ごっくん馬路村”と、柚子ポン酢“ゆずの村”が美味しくて有名です。 町おこしが大成功している村なのです。 そんな馬路村での目的は、七人ミサキ。 またかよ、とか思いました?そう、またですよ~ 工場見学でいただいた“ごっくん馬路村”を飲みながら探索です! 見学させてもらった柚子の森加工場の西側に、金林寺(こんりんじ)というお寺があります。 どうやらお目当ての祠は、この付近にあるようです。 マップには載ってないので、ウロウロしてみます。 金林寺 今回の七人ミサキの説明をば。 400年ほど前、長宗我部元親公が台頭してきたころの戦国時代の話なのだそうです。 そのころの馬路には、馬路若狭守さんとその父龍王守さんという豪族がおったそうな。 お隣の安田を治めていたのは、安田三河守さん。 戦国の世ですからいろいろありまして、安田方が隠密を送り込んだのですが、馬路方に捕らえられてしまいます。 七人はベラ(舌)を切り取られて殺され、一人は鼻をそがれて安田に送り返されたのだそうです。 おお痛い痛い。 その後、この土地にいろいろ不思議なことが起こるので、殺した七人の霊を弔って、七人ミサキと呼んで祀るようになったということです。 というわけで、金林寺の南側の坂を少し登ると「ベライケさま」を発見。 先ほどの話で、切り取ったベラ(舌)だけを埋めて祀ったといわれています。 このベライケさまを祀ってから、祠のあるところを残して周囲が陥没して池になったといわれているそうです。 現在はコンクリートで固められています。 イボのできたときにお願をかけると治るのだとか。 お願ほどきには、川魚を池に放してあげる風があるそう。 金魚が泳いでいて、ほのぼのした景色です。 ベライケさま それとは別に、室戸の金剛頂寺に人間に悪さをする蛇体がいたという話もあります。 弘法大師さまによって封じ込められて、金林寺の住職によってここに迎えられた、という説もあるそうですよ。 金林寺は、弘法大師さまのゆかりのお寺なのです。 「ベライケさま」からもう少しうろついていると、祠がいくつかありました。 もうひとつのお目当て「ハナジョーリさま」が、どれだかわからな...