90. 夢枕に立つお地蔵さん
どなたかに夢枕に立たれたこと、ありませんか? 亡くなった誰かとか、もしかしたら神様や仏様とか。 夢に出てきたことはあっても、何かを告げられることって少なそうですよね。 起きたら忘れてそうだし。 そういえば、義母(80歳)は夢枕の経験があるそうです。 義祖父が亡くなって間もないころ夢に出てきたらしいです。 親戚の家にネクタイを忘れてしまって気になっている、と。 色と柄も教えてくれたそうです。 次の日さっそく行ってみると、お告げ通りのネクタイが確かにあったとのこと。 心残りがネクタイだったのなら、幸せな気がするなあ。 もしも突然、神様仏様に夢でお告げなんかされたらびっくりしますよね。 いやいやいや、なんで私?みたいな。 まあ信心の深さも関係するのでしょうけども。 さて、高知市から車で2時間ほど西に行くと黒潮町があります。 カツオのたたきで有名な佐賀町と、サーファーに人気の大方町が合併してできた町です。 道路が海岸線に沿って走っているので、景色がいいんですよね。 その黒潮町にある伊田(いだ)トンネルの西側に、観音寺というお寺があります。 今回は、観音寺の境内の小さな祠におわします『お浪地蔵さん』のお話です。