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83. 殿さま、馬から落ちるってよ

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 使うまいとは思ってるんですよ、小説『桐島、部活やめるってよ』をもじったタイトル。 また付けてしまいました・・・ さて『桐島、部活やめるってよ』は映画にもなっていて、神木隆之介さん主演で高知が舞台でした。 高知で神木さんといえば『らんまん』が記憶に新しいところ。 牧野富太郎さんが主人公のモデルとなったドラマです。 その牧野富太郎さんの出身地といえば、佐川町。 高知市から車で40分ほど西に進んだところにあります。 江戸時代には、土佐藩筆頭家老の深尾氏の城下町として栄えておりました。 前置きが長くなりました。 今回は、その深尾のお殿さまのお話です。 藩主の山内氏とのつながりも深かった深尾氏、土佐藩の中での力は絶大だったようです。 土佐藩の中に、もうひとつ小さな藩があるかのようだったといわれるほど。 本来なら高知城下に住まなくてはならないところを佐川に居住すことを許され、必要なときに高知城に出向くというスタイルだったそうです。 その城下に向かう深尾氏一行は、まるで大名行列のようなきらびやかさ。 長い棒の先にポンポンがついたような「毛槍」の羽根をなびかせながら、しづしづ練り歩いていたのだそうです。 その行列の中、金銀を散りばめたくらを付けた馬にまたがった深尾のお殿さま。 加茂にある十二所権現の前を通るときに、決まって落馬するんですって。 今日こそは、と警戒していてもやはり落馬。 あっという間にあっけなく落ちてしまうのだそうです。 目のやり場に困ります(←村人目線)

76. 山姥さん、お邪魔しま〜す
 【二】 大滝山

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  滝や断崖、岩などに住み、飛ぶことができるとされる山姥。 その正体に少しでも近づきたく、住居だったといわれるところを訪ねています。 山姥さんのお宅訪問、第二弾です! 今回訪ねるのは、日高村にある大滝山。 日高村は、高知市から車で30分ほどのところ。 大滝山は標高247m、ハイキングにも人気の山だそうですよ。 山伏で知られる修験道の山としても知られているそうです。 『山姥の洞穴』は中腹にあるということで、気合いを入れて登ります! 天気予報が当たらず小雨が降っていますが、負けません。 修行、修行! 口数が段々減ってきたころから、巨石が増え始めました。 『如来岩』『地蔵岩』などひとつひとつ名前が付いていました。 分かれ道ごとに案内板を付けてくれているので迷わなくてすみました。 ありがとう、日高村。 40分ほど登ったところで『山姥の洞穴』に到着。 お邪魔しま~す! 巨石の間にできた空間で、人が過ごせそうなくらいの広さはあります。 思っていたよりしっかりした洞穴でした。 憧れの秘密基地ぐらいの大きさ(個人の感想)といいますか。

64. 龍石神社(feat. 牧野富太郎)

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  高知市から西に少し行くと、日高村があります。 小さい村ですが、美味しいトマトや芋屋金次郎の芋けんぴ、オムライス街道、高知の二宮・小村神社に、忍者茂平の伝説と個性豊かなところです。 そんな日高村の地図を見ていたら、竜石という地名を見つけました。 しかも、その向かいは九頭ですって。 あっちもこっちも伝説の香り~ その竜石地区に『龍石神社』と書かれています。 あれ?その辺りに神社あったかしら? などと思いながら、行ってきます! 道路わきにある大きめの祠が気になっていた場所でした。