蟠蛇ヶ森(ばんだがもり)という山があります。
伝説の香りがする名前じゃないですか。
蛇はわかるけど、蟠って何?
みみず?ヒル?
「わだかま・る」と読むそうです。(コトバンクより)
そして、蛇などがとぐろを巻く様子、という意味があるのだとか。
ワォ。
大昔、この森に大蛇が住んでいて、美しい娘に変身して村々に現れ若い衆を誘惑したといわれているそうです。
人間って、美しいものに弱い傾向がありますからね。
蛇でもいい~~って方も居るのではないでしょうか。
誘惑された若い衆の行方も気になります。
でも、実際に蛇が出そうな雰囲気の山ではあります。
そして、そんな蟠蛇ヶ森は『桑田山(そうだやま)』とも呼ばれています。
桑田山が本名かと思ったら、蟠蛇ヶ森の方が本当の名前だそうです。
なんか意外。
ふもとにある桑田山温泉も、人気なんですよ。
今回の目的は、その桑田山温泉のもう少し上にある『桑田山神社』。
どうやらこの神社にも狛鷹があるらしい、ということで来てみました。
昨年11月に、香美市物部(ものべ)の十二所神社にも狛鷹さんがいました。
まあ、十二所神社のは、鷹か鷲かも不明なのですが。
くわしくは、コチラ『奥物部へ 其の二、十二所神社』で。
行ったのは、雨の日でした。
霧も出ていて、桑田山神社の石段や木々とぴったりハマって、その雰囲気たるや。
「そうだ桑田山、行こう。」的な。
そうだが被って語呂が悪い・・・
「そうだ山、行こう。」的な。
だいぶ古いCMの話で、ごめんなさいね。
とにかく、すごくいい雰囲気だったんです。
少しもやがかかっている桑田山神社、おすすめです。
(霧が出過ぎると、山道危険)
実際、赤い傘さして石段でキョロキョロしていたら、通り過ぎた車がバックしてきたんです。
対向車が来たのかな、と思ったらそうでもなく。
すると、大きいカメラを持った方が急いで降りてきて、写真撮らせてもらっていいですか?と。
石を敷き詰めた階段が、味があるんですよ。
そして、モヤの中に赤い傘、それは映えるなあ。
でも、そんな事言われたのが初めてだったので、ちょっと楽しかったです。
ちなみに黒い傘の人も、絵になってましたよ。
狛鷹さんたちは、羽根の模様も細かく作っていて格好よかったです。
堅田修身さんの『勤王志士の花街道』のよると、「神様が狛犬を気に入らず鷹にしたという話がある」のだそうです。
そんなことが 笑
面白い〜。
京保4年(1719年)に焼失してしまい、遷したということのようです。
昔から女人禁制の宮として有名だったとのこと。
祭神の中に『木花開耶姫』が座すのに、女人禁制なんですね。※
とてもきれいにされていて、慕われている神社なんだなあと思いました。
※祭神は、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花開耶姫(このはなさくやひめ)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の三柱です。
ところで、「桑田山」と口にするたびに思い出す歌があります。
そう、『ソーダ村の村長さん』の歌です。
あれ、本当に童謡があるんですね。
でも、替え歌の方が知られているみたいです。
そして、替え歌も地域によって違うのかも。
のどQが歌っていたバージョンは、
ソーダ村の村長さんがソーダを飲んで死んだそうだ
それからソーダは飲まないそうだ
です。
しかも、「あれ、本当の話らしいで」と教えてもらった記憶も。
THE都市伝説。
信じてたのですが 笑
皆さんの地域では、どんな風に歌ってましたか?
どんな風に歌っていたか、また皆んなに聞いてみようっと。
参考文献:吾桑の歴史を探ねん会 著 『ふるさと〜吾桑の今昔』
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