台風の季節、いやですよね。
台風のコースは、こまめに確認してしまう。
これは、太平洋側あるあるなのでしょうか。
しかし、今年の台風14号の動きは読めませんでした。
ぐるりと回って福岡に上陸なんて、想定のだいぶ外です。
台風の動き、あなどれません。
嵐を呼ぶ妖怪・一目連 |
台風を予知するものがあったらいいですよね?
あるんです、いや、あるらしいです。
「ホントに当たるがやき」
と、70代の先輩方が力説するもの。
その名は『しけ草』、なんと草なんです。
※高知の一部では、台風のことを『しけ』と言います。
草が台風を予知するなんて草。
って、今思いませんでした?
でも、鼻で笑えば笑うほど、力説してくる先輩方。
「いや、ホントに当たるがやき!」
なんだか信じ始める若者も出てきて草。
和名 チカラシバ
これが『しけ草』の本名。
根がしっかりしているので、力を入れないと抜けないから『チカラシバ』なのだそうです。
葉は、細長い形をしています。
その葉の途中に、くびれたような折り目がつくのだそうです。
こんな感じ |
その線の数が、その年に高知に来る台風の数なのだとか。
その線は、1本だったり3本だったり、薄かったりクッキリだったり。
葉は春頃には出ているようで、早々に見に行くという人もいます。
刈っても刈っても、同じところに線がついてるんだそうですよ。
チカラシバ |
少し前まで、高知はよく台風の直撃を受けていました。
明治・大正・昭和の台風の記録は、見るだけで心が折れそう。
『台風銀座』と呼ばれていたわけです。(←死語ですか?)
台風の怖さを知る世代の方が、『しけ草』に今年の天候をたくす気持ち。
うーん、鼻で笑ってはいけなかったかも。
『チカラシバ』は、ほわっとしたブラシのような穂が特徴的なイネ科の植物。
日本では雑草ですが、海外では観賞用だったりするみたいですね。
謎の台風占い草が、おしゃれに見えて草。(しつこい)
チカラシバ以外にも、台風を予知する草はあるみたいですね。
検索すると、颱風草(タイフォンツァオ)っていうものが出てきます。
こちらは、時期も当てるとか?
やるなあ。
ほぼ中国語でわからないのが残念です。
でも、毎年見てみようかなと思っています。
ちなみに、今年は薄く一本線でした。
台風14号の分、ということで落ち着きそうです。
うーむ。
何年後かに、「ホント当たるがやき」って力説してたら草、ですね。
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